鍼灸(しんきゅう)治療とは?
2000年以上前に中国で生まれ、日本に伝わり独自に発達した東洋医学の治療法の一つです。
不調を感じている部分やツボに鍼(はり)や灸(きゅう)を用いて刺激し、私たちが本来持っている自分を治そうとする力(自然治癒力、新陳代謝等)を高め、崩れてしまった全身のバランスを整え、お身体の不調の治癒や再び不調が出ないよう予防を目指す治療です。
東洋医学的バランスとは?
「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素がお互いに助け合い、身体の中をスムーズに循環している状態を理想とすることが「東洋医学的バランス」です。
鍼/灸治療について
鍼を使用し、不調を感じている部分やツボに施し、症状の改善を目指します。
鍼は、「痛い・怖い」と思われる方も多いようですが、極めて細い(髪の毛くらいの細さ)鍼を使用するためほとんど痛みはありません。
※当院では、使い捨てタイプの鍼を使用しているため感染症の心配は全くありません。
安心してご受診ください。
お灸に使う艾(もぐさ)は、乾燥させたヨモギの葉の裏側を精製したものです。
その艾を用いて身体の表面(主にツボ)に温熱刺激を加え症状の改善を目指します。
温熱刺激だけでなく、ヨモギに含まれているさまざまな薬効やお灸を燃やした時に香るシネオールという成分にはリラックス効果もあります。
◆当院では、皮膚と艾の間に他のものを挟む事で間接的にお灸を据え、熱さを確認しながら行います。
そのため、ほとんど跡が残る心配はありませんのでご安心ください。
この様な症状に効果があります
背・腰・臀部・足の症状
- 背中のハリ
- 慢性腰痛
- ぎっくり腰
- 坐骨神経痛
- 臀部痛
- 膝関節症
- 足のしびれ
- 足のむくみ
- 足の重だるさ
- こむら返り
- 足先の冷え
心の疲れ
- 自律神経失調症
- 不眠
- 動悸
- 全身の重だるさ
- 憂うつ
婦人科系の症状
- 不妊
- 逆子
- PMS
- 月経不順
- 更年期症状
- 冷え
内臓の症状
- 胃もたれ
- 食欲不振
- 下痢
- 便秘
- 過敏性腸症候群
頭・目・顔・の症状
- 頭痛
- 歯の食いしばり
- 眼精疲労
- 耳鳴り
- 顔のむくみ
- 肌荒れ
首・肩・腕・手の症状
- 首こり
- 肩こり
- 寝違え
- 腕の重だるさ
- 手のしびれ
- 腱鞘炎
- リウマチ
予約について
当院は完全予約制です。
お電話にてご予約のうえ、ご来院ください。
予約専用:03-3370-5100
2024年4月より鍼灸診療について以下の通り、キャンセル料が発生いたします。
当院は完全予約制のため1日にご案内できる枠数に限りがございます。
ご受診を希望される他の患者様のためにも急なキャンセルはお控えいただきますようお願い申し上げます。
・前日キャンセル(18:30まで)・・・50%
・当日キャンセル・・・・・・・・・ 70%
診療時間内にお電話で、ご連絡の程お願い致します。
リハビリテーションとは?
リハビリテーション(Rehabilitation)とは、re(再び)habilis(適した・ふさわしい)という語源から成り立っています。
基本動作の回復を通して、日常生活活動の自立あるいは介助の軽減を図るために、一人ひとりの患者さまの状態に応じて、運動療法・物理療法(電気療法・温熱療法など)・日常生活動作練習・装具療法などを組み合わせて行っていきます。
『人間らしく生きる権利の回復』や『自分らしく生きること』が大切であり、そのために行われるすべての活動がリハビリテーションです。
理学療法の対象となる人・疾患
理学療法の治療対象となる人は、一言でいうと『運動機能が低下した人』です。
《具体的には》
- 脳卒中、脊髄損傷、パーキンソン病、脳外傷・脳腫瘍・小児の発達障害などの中枢性疾患
- 手足や脊椎の骨折、腰痛、肩関節周囲炎、変形性関節症、スポーツ外傷・障害などの整形外科疾患
- 慢性閉塞性呼吸疾患や心筋梗塞・狭心症などの呼吸器疾患・心疾患
- 糖尿病などの内科的疾患、ロコモティブシンドロームなどの運動器不安定症
*リハビリテーション=歯を食いしばって痛みを我慢しながら行うという、苦しさを伴うイメージがあるかと思いますが、適宜痛みを確認しながら、患者様一人ひとりの状態に合わせて『痛みの出ない範囲』 『無理なく動かせる範囲』で行っていきますので、ご安心ください。
理学療法士とは?
理学療法士とは一言で表すと『動作の専門家』です。寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活で基本となる動作の改善を目指します。関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な技術を用いて日常生活の自立を目指します。
理学療法士が行う治療方法
- 運動療法
- 運動によって身体機能を回復させる治療法です。具体的には、筋力トレーニングや関節可動域運動、バランス訓練、歩行練習などを一人ひとりの状態を総合的に評価し、それぞれに最適な運動療法を提供します。
- 物理療法
- 物理療法には、ホットパックなどによる温熱療法や低周波などの電気治療、頸部や腰部を引っ張る牽引療法などがあります。血流の改善や痛みの軽減、筋緊張の緩和を目的として行われます。
- 日常生活活動(ADL)訓練
- 日常生活活動は日常生活を営む上で不可欠な基本的な動作のことを言います。具体的には食事・排泄・入浴・更衣・整容・移動に分けることができます。
必要であれば福祉用具の使用や住宅改修のアドバイスも行います。
当院のリハビリの特徴
- 理学療法士がマンツーマンで個別リハビリテーションを行います。
- 完全予約制で行います。リハビリテーションの時間は2単位(40分)を基本に行います。
- 患者さま一人ひとりの状態に合わせて、ストレッチ・筋力訓練・関節可動域訓練などの徒手療法や運動療法の他、歩行練習・日常生活指導などを行います。
- 自宅でできる簡単な体操(セルフエクササイズ)を提供します。
- 義肢装具士と連携し、必要に応じて上肢装具や下肢装具の作成を行います。
- 医師・看護師等と連携し、治療プラン計画を立てていきます。